私は、スタートライズで新サービスの開発に携わる仕事をしています。

新卒2年目の時に弊社のメイン事業である「スタートライズメディアカタログ」の リニューアルプロジェクトに携わることになり、 それ以降、複数の新規サービスの立上げ・開発を行ってきました。

その他にも、スタートライズメディアカタログの運営や、経理・人事関係の業務も行っております。

普通の会社であれば、複数人のスタッフで行う部分を一人で 経験させていただいている点については、 改めてベンチャー企業らしいな、と思っています! 今回は特に、新サービスの開発に関するお話をさせていただきたいと思います。

「お客様の悩み事」から生まれたサービス

ある時、営業の市村が「お客様から聴いたある悩み事」を持って帰ってきました。
商談中に、お客様のお話をきいているときに出てきた悩み事のようでしたが、 よくよく他のお客様にも話を聴いてみると、同様の問題を抱えている方が多いことが わかり「その問題をなんとか私達で解決できないか?」という話が社内で持ち上がりました。

社内での打ち合わせを経て、これまでやってきた「スタートライズメディアカタログ」に加え、 新しいサービスをつくることで、その悩み事が解決できそうだという事になり、 新プロジェクトを立ち上げることになりました。

ただ、いざプロジェクトが開始され、その問題を解決しようとすると、 「どんな情報を、どういう画面で見せるのがいいのか?」という壁が……。

そこで、デザイナーが作った画面イメージを営業チームに持っていってもらい、 パソコンの画面に映してもらいながら、お客様自身に見ていただき、 ご意見をもらう、ということをお願いしたのですが、 「この情報がないと意味がない」「こういう事をやりたいんだけど出来るの?」など、 社内でただ考えているよりも、よりお客様の業務内容に則した形で、 悩みを解決できそうな多くのアイディアを頂くことが出来ました。

社内でも、十分に話し合ってつくった画面イメージでしたが、 実際に使って頂くお客様の元にもっていくと、 「こういうサービスがあれば嬉しい」というお声と、 多くが「もっとこうしてほしい」「ここが使いにくい」というご意見でした。

私の中では、十分にアイディアをつめたと思っていただけに、想像以上に厳しいお声をいただき、正直へこみましたが、このサービスが開始された時に、 使っていただくのはお客様。私がいくら良いと思っていても、日々現場で活用頂く お客様に「便利だ」と思っていただけないと意味がないのだと思い直して、 プロジェクトメンバーと打ち合わせを再開しました。

そうして頂いた意見を組み込み、実際にプログラムをつくって、 動くものが見られるようになると、お客様や会社のメンバーにも サービスを触ってもらうようにします。 すると、より具体的な「こういう機能がないと困る」「この●●の意味がわからない」 「どう操作したらいいのか分からない」というご意見が沢山出てくるので、 更にブラッシュアップし、ようやく完成! サービスを開始後すぐに「こういうサービスを待ってました!」とすぐにご契約頂いたお客様。 営業が、はじめてこのサービスの契約書を持って帰ってきた時はすごく嬉しかったです!

「スタートライズメディアカタログ」とあわせて多くのお客様に ご利用いただけるサービスになりました。長くご利用頂いているお客様もいらっしゃり、開発に携わった者としてはとてもうれしく思っています。

サービスはお客様のために

サービス=お客様の悩み事が解決できるのかどうか?が大切だと思うのですが、 スタートライズでは「お客様の声から新しいサービスをつくる」ために、 「お客様のお悩み」がストックされた一覧があり、そこから何か解決できそうなことはないか?取り組んでいます。

その取り組みの過程で、メンバーと「あーでもないこーでもない」と悩み考えること自体が楽しくなってきたり、 お客様からご意見を頂いて、何かがひらめいた瞬間はハイタッチしたくなるほどテンションが上がりますし(実際にはしませんが笑)、 結果として多くのお客様にご利用頂いているのを見ていると開発チーム冥利につきるなぁ、としみじみ嬉しかったりもします。

「自分」の視点ではなく「はじめて利用する人」の視点でみる

上の段落で少し触れた「この●●の意味がわからない」 「どう操作したらいいのか分からない」というご意見。 新サービスの開発に携わり始めた頃は「なんで伝わらないんだろう?」と思っていました。

その事を打ち合わせの時にポロッと口走ったところ、 代表の清水から「パッと見て、意味がわからなかったら人はそのサービスを使わなくなる」「だから、なんで伝わらないかをひたすら考えるのが大事」「自分(=私)はこのサービスをよく知っているけど、お客さんは何も知らないんだから」と叱られ、納得したのを覚えています。

それ以来、「はじめて見てもすぐ使える」ことと、 「この目的で使う人は、こういう操作をする。だからこの場所にこの情報がないとダメ」というように、お客様だったらどう動くか?ということを想像しながら仕事をしています。 ただ、そうは言っても、サービスを作った側である以上は限界があるので、 サービスのことを知らない人に触ってもらって意見をもらうようにしています。 そうして出て来るご意見は、自分自身で想像できなかったものも沢山あり、 刺激をもらっています!

つくることで、喜んでもらうことの楽しさ。

もともと何かを「つくる」ことが好きで、 「やりたいこと/つくりたいもの」をイメージしながら完成させていく課程が 好きだったこともあり、今スタートライズで新サービスの開発に携われていることに 楽しさを感じています。

私は小さい頃、ビーズでアクセサリーを作って友達や家族にあげて、喜んでもらうことが大好きでした。その人が好きな色、何をつくってあげたら喜んでくれそうか?を想像して作ること自体が好きでした。 「何かをつくって喜んでもらいたい」という本質は今も変わりません。 対象がお客様になり、お客様にとって何が一番良いのかを想像してサービスを 作っていく、ということなのですが、 昔と違うのは「もっと良くなるにはどうしたらいいのか?」を 会社のメンバーや、時にはお客様にご意見をいただきながら作っていけることだと 思います。

そうした課程を経て出来上がったサービスが、webを通じて多くの人に使ってもらえて、悩み事が解決出来ているのは、とても嬉しいです! 今後も、お客様の課題を解決できる新サービスをつくっていけたらと思っています。

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